2012/06/28

12.06.27 CAMPゼミ:分からないことを知るための実験「言葉の面白さ」

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女子美芸術表象学科で井上文雄さんが行っているCAMPゼミに再び押しかけた。

諸般の事情で30分以上遅れてしまった。まずその失礼を井上さん、斉藤さん佐久間さんに深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

前回の「宗教」に関しては自分自身が不慣れな環境で緊張していたこともあって、過剰に発言してしまい大変KYだったことを反省し、今回はなるべく口にチャックでゼミを受講されている方々から“透明”に参加させて頂こうと思っていたのだが、この大遅刻でそれどころではなくいっぱいいっぱいになっていた。

言葉の面白さとはまさにあらゆる学問や文化芸能を通底する、いわば人間が人間である所以ともいえる核に迫るテーマである。個人的にもはぐれソシューリアンの辺境にいるつもりの自分にとってそれがどのように実験されるのか非常に関心があった(だったら遅刻するな)。しかしながらこのテーマを個人が「知っている言葉」と「知らない言葉」という観点で方言を取り上げてみる、そしてそれを構文化してシャッフルするという発想は新鮮だった。

言語の問題あるいは記号論に踏み込んでいくと「意味」の持つ「価値論」が侵食してきてしまい、テーマが過剰に抽象化されるか政治的言語に重心を置きがちになるのだが、そのような「価値」を無理に掬い上げるのではなく「知っているのか」「どういうときに使うのか」「それをわかるように他人に伝えるにはどうするか」というプラクティカルな問題に専心されたことで実験に先入観なく参加させて頂けたと思っている。

最後になりますが、斯様にゼミの空間に対して異邦人、というか蛮族のような存在の私を温かくも寛容に受け入れてくださるゼミの皆さんと井上さん、そして杉田先生に篤くお礼申し上げます。ありがとうございました。

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