2012/05/31

12.05.30 ヒカリエ 8/ レセプション

ヒカリエFloor InformationLivlis秘密基地の作り方秘密基地の作り方8/ ART GALLERY / TOMIO KOYAMA GALLERY
大竹利絵子・川島秀明・小出ナオキ 作品展 作家略歴小出ナオキ (左)  川島秀明 (右)小出ナオキレセプションレセプションレセプション
北斎漫画展 主催:浦上蒼穹堂壺壺マリコ様マリコさま北斎漫画
北斎漫画北斎漫画北斎漫画TOMIO KOYAMA GALLERY川島秀明 TOMIO KOYAMA GALLERY川島秀明 (奥) 大竹利絵子 (手前) TOMIO KOYAMA GALLERY

MAD 2011で"同級生”だった服部奈央子さんがお勤めのTOMIO KOYAMA GALLERYが渋谷ヒカリエ 8/ にオープンし、初回のダミアン・ハースト展は随分話題になっていた。混んでいるところは嫌いなので落ち着いてから行こうと思っていたら服部さんから次回展示のレセプションが行われるので、とお誘いいただいたので緊張しながら渋谷へ行ってきた。TOMIO KOYAMA GALLERYは「大竹利絵子・川島秀明・小出ナオキ 作品展」(5/30-6/25)、隣の浦上蒼穹堂では北斎漫画展 (5/30-6/25)が始まり8階中央のCreative Lounge MOVで合同のレセプションが行われていた。
TOMIO KOYAMA GALLERYでは「なぜこの3人を?」という、浦上蒼穹堂では「北斎をこうやってバラバラにして売っちゃうんだ...?」というそれぞれ素朴な疑問を抱えたままアウェイ感に圧倒されてヒカリエをそそくさと後にする。
展示とは全く関係ないがヒカリエ全体から受けるホスピタリティのちぐはぐさ(対人的な対応は非常に丁寧だがディレクトリや店内案内用のチラシなどが非常にわかりにくい)がなんとも気になった。作りたいから作りましたの典型。

2012/05/26

12.05.26 -ito hen- closing

12.05.26 -ito hen- closing

結局僕は何を見た/聞いた/触った/食べた/語ったのだろうか?  僕が訪れた3回のそれぞれは全く異なる様相を示す空間と時間だった。僕は始まる前に何かを期待していた。終わった後に何かを思い出す。

でもその何かは「作品」、「展示」、「演奏」と行った枠に収められたものではない。ある時間に始まりある時間を経て終わって消えてしまうものではない。何か名づけて整理して抽斗にしまっておくものではない。

もう少し時間が経てばわかるのだろうか? そうは思わない。それは過去に幾度も繰り返された(過去に起こったことはどれもが唯一の体験なのになぜそれを「繰り返す」と呼ぶのだろうか?)ように、いつか形を、つまり輪郭をゆっくりと失ってそれまでの出来事が辿ったように記憶のスープの中に溶け込んでいくだろう。

2012/05/25

12.05.25 「HRWチャリティー・オークション・プレ・パーティ」

2012.05.29にHuman Rights Watch (HRW)がAITの協力でモダンアート作品のチャリティ・オークションを行う。そのプレ・パーティに光栄にもお誘いいただいたのでおこがましくも参加させていただいた。

HRWは国際的に活動している人権擁護団体の一つである。ご存知の方も多いと思うが、実際に基本的人権が著しく侵害されている地域/国家の最前線にスタッフを送り、戦場ジャーナリスト同然の活動で現地の一次情報から具体的なデータの集積を行い、そのデータを基に国連をはじめとする各種の国家的機関に問題の解決を促すという活動を行っている。

今回のチャリティーはその趣旨に賛同する各界の支援によって行われるもので売り上げはすべてHRWの活動に充てられる。

オークション自体も参加したことがないが、社会の問題を解決するという行動を一個人、一市民がどのようにかかわっていけるのかという意味でチャリティやボランティアがあり、一方で芸術が社会とどう繋がることが可能かという命題に対して確かにこれは現実的に有効な方法だと実感できた。

12.05.25 Human Rights Watch Charity Auction Pre-Party

作品そのものでも、HRWの活動にでも関心を持った方で50,000円(ホテル・オークラでのディナー代込)のエントリー・フィーが払える方はぜひ参加してみることをお勧めする。

以下は当日HRW日本代表の土井さんのスピーチの前に視聴したHRWの活動を記した10分強のビデオ。

Watch a video about Human Rights Watch and how we work

2012/05/17

12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-

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体験はまだ続いているので、とりあえずスナップを。

イベントについてはAITのサイトに載せられた小澤慶介さんの紹介文を転載します。
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この度、AITが開講している現代アートの学校「MAD」の、2011年度の助成金受賞企画が、浅井慧氏の「–ito-hen- exhibition.vol3『present for you』」に決まり、5月13日(日)より開催されますので、受賞の発表と合わせてお知らせいたします。
2011年度のMADでは、受講者を対象に助成金制度を設け、展覧会やアートイベントの企画案を募集しました。

浅井氏の「ito-hen」とは、関心を共有しながら不定期にアートの実験をしてきたアーティストのグループです。
カフェや企画者宅など、日常的な空間で行われる今回のアートイベントは、作家が鑑賞者に対してプレゼントを送る行為によって成り立ちます。
このオルタナティブな経済活動を提案しながら、価値を分かち合う場そのものを作品化する試みは、実験的であると同時に多くの人々に開かれている点で、公共的なものと捉えることができます。また、食や音楽など多ジャンルも取り入れながらアートやアートイベントの可能性を追求しているところも評価したポイントでした。

企画立案から少しずつ歩みを進めてきた浅井氏のイベントが、いよいよ5月13日に始まります。
展示のほか、オープニングパーティやライブ演奏、浅井氏宅を訪問する「open house」などのイベントも開催されますので、みなさんぜひお出かけください。

小澤慶介
MADプログラム・ディレクター

Via Flickr:
itohen.jimdo.com/exhibition/present-for-you/

2012/05/16

12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】

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12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】

ふと呟きが聞こえた気がして、ふらっと表題の展示に行ってきた。
「いちたね」とは成長しながら退化していく現象を意味する二人による造語だそうだ。大和言葉としてとても自然な響きを持ちながら、相反するようにも思える現象のそれぞれの美意識を結びつける感性がとても新鮮に感じられた。
日本画と聞くとどうしても古典的な平面構図となんとか派的な継承というステレオタイプにとらわれてしまうが21世紀のアート乙女たちにはそんなものは古色蒼然とした古い書物の滲みのようなものなのだろう。

Via Flickr:
sateliteslab.tumblr.com/post/22520983829/mai-takayama-nagisa