12.06.02 【『Ra+』出版記念パーティ 】, a set on Flickr.
CAMPが発行した現代芸術の批評ジャーナル『Ra+』の出版記念パーティにお誘いいただいたので、せっかくの機会だからと緊張しながら赴いた。
AITでMADを受講している方々も読んでみたいという声を何度か耳にしたので、希望者を取りまとめてみたところ20名以上集まった。美術評論/批評を纏まった形で読めるメディアが見つけにくくなっているということだろうか。希求されている層は意外に多いようにも思うが従来の出版業界ではなかなか持続可能な形態を取りにくいだろうことも容易に想像できる。
さて、今回なんと言っても驚いたのは、執筆、寄稿者を中心にclosedなパーティなんだけど君もきてもいいよ、というなんとも蠱惑的な招待メールに釣られてのこのこと出かけてみたところ全くその実態は大きく異なるものだった。
進行は次のようなスケジュールに則りかなり正確に進められた。
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19:00~20:00 フリータイム(読んでない人はさくっと目を通してもらうなど)
20:00~22:00 グループ毎に分かれて話をする。大体20~30分に時間をくぎって、メンバー替えを行う。
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そして、当日主催者が目論んでいたのはこんなことだったのである。
今日は19時から『Ra+』についての意見交換と今後のイベントについてのミーティング。年内に5~6回、「経験と芸術生産」についてのイベントができるといいなあ。前号の『Na+』は事前に「ナショナリズムと芸術生産」のイベントを開催しましたが、今回は逆。楽しみ。
— CAMP (@notes_on_camp) June 2, 2012
おーい!
話が違う。 パーティとミーティングはスカートとキュロットぐらい違う。あるいはミシンと蝙蝠傘ぐらい違う。『北京の秋』ぐらいパーティでもソーシャルでもない。
さすがCAMP、と脱帽せざるを得ない。約3時間の濃密な経験と芸術生産に関する、あるいは全く関しない議論を約3セットなんとか消化して、蜻蛉のように半分透明になったような気分のまま帰宅に着いた。そんな時にchill-outできる、でもあまり回り道でもないところってないかな?
Ra+ 表紙 (表)
Ra+ 表紙 (裏)
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