2012/05/26

12.05.26 -ito hen- closing

12.05.26 -ito hen- closing

結局僕は何を見た/聞いた/触った/食べた/語ったのだろうか?  僕が訪れた3回のそれぞれは全く異なる様相を示す空間と時間だった。僕は始まる前に何かを期待していた。終わった後に何かを思い出す。

でもその何かは「作品」、「展示」、「演奏」と行った枠に収められたものではない。ある時間に始まりある時間を経て終わって消えてしまうものではない。何か名づけて整理して抽斗にしまっておくものではない。

もう少し時間が経てばわかるのだろうか? そうは思わない。それは過去に幾度も繰り返された(過去に起こったことはどれもが唯一の体験なのになぜそれを「繰り返す」と呼ぶのだろうか?)ように、いつか形を、つまり輪郭をゆっくりと失ってそれまでの出来事が辿ったように記憶のスープの中に溶け込んでいくだろう。

2012/05/25

12.05.25 「HRWチャリティー・オークション・プレ・パーティ」

2012.05.29にHuman Rights Watch (HRW)がAITの協力でモダンアート作品のチャリティ・オークションを行う。そのプレ・パーティに光栄にもお誘いいただいたのでおこがましくも参加させていただいた。

HRWは国際的に活動している人権擁護団体の一つである。ご存知の方も多いと思うが、実際に基本的人権が著しく侵害されている地域/国家の最前線にスタッフを送り、戦場ジャーナリスト同然の活動で現地の一次情報から具体的なデータの集積を行い、そのデータを基に国連をはじめとする各種の国家的機関に問題の解決を促すという活動を行っている。

今回のチャリティーはその趣旨に賛同する各界の支援によって行われるもので売り上げはすべてHRWの活動に充てられる。

オークション自体も参加したことがないが、社会の問題を解決するという行動を一個人、一市民がどのようにかかわっていけるのかという意味でチャリティやボランティアがあり、一方で芸術が社会とどう繋がることが可能かという命題に対して確かにこれは現実的に有効な方法だと実感できた。

12.05.25 Human Rights Watch Charity Auction Pre-Party

作品そのものでも、HRWの活動にでも関心を持った方で50,000円(ホテル・オークラでのディナー代込)のエントリー・フィーが払える方はぜひ参加してみることをお勧めする。

以下は当日HRW日本代表の土井さんのスピーチの前に視聴したHRWの活動を記した10分強のビデオ。

Watch a video about Human Rights Watch and how we work

2012/05/17

12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-

12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-
12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-
12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-
12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-12.05.13-26 -ito-hen-vol.3 present for you-

体験はまだ続いているので、とりあえずスナップを。

イベントについてはAITのサイトに載せられた小澤慶介さんの紹介文を転載します。
---
この度、AITが開講している現代アートの学校「MAD」の、2011年度の助成金受賞企画が、浅井慧氏の「–ito-hen- exhibition.vol3『present for you』」に決まり、5月13日(日)より開催されますので、受賞の発表と合わせてお知らせいたします。
2011年度のMADでは、受講者を対象に助成金制度を設け、展覧会やアートイベントの企画案を募集しました。

浅井氏の「ito-hen」とは、関心を共有しながら不定期にアートの実験をしてきたアーティストのグループです。
カフェや企画者宅など、日常的な空間で行われる今回のアートイベントは、作家が鑑賞者に対してプレゼントを送る行為によって成り立ちます。
このオルタナティブな経済活動を提案しながら、価値を分かち合う場そのものを作品化する試みは、実験的であると同時に多くの人々に開かれている点で、公共的なものと捉えることができます。また、食や音楽など多ジャンルも取り入れながらアートやアートイベントの可能性を追求しているところも評価したポイントでした。

企画立案から少しずつ歩みを進めてきた浅井氏のイベントが、いよいよ5月13日に始まります。
展示のほか、オープニングパーティやライブ演奏、浅井氏宅を訪問する「open house」などのイベントも開催されますので、みなさんぜひお出かけください。

小澤慶介
MADプログラム・ディレクター

Via Flickr:
itohen.jimdo.com/exhibition/present-for-you/

2012/05/16

12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】

12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】
12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】
12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】12.05.16 高山真衣/下村渚 二人展 【いちたね】

ふと呟きが聞こえた気がして、ふらっと表題の展示に行ってきた。
「いちたね」とは成長しながら退化していく現象を意味する二人による造語だそうだ。大和言葉としてとても自然な響きを持ちながら、相反するようにも思える現象のそれぞれの美意識を結びつける感性がとても新鮮に感じられた。
日本画と聞くとどうしても古典的な平面構図となんとか派的な継承というステレオタイプにとらわれてしまうが21世紀のアート乙女たちにはそんなものは古色蒼然とした古い書物の滲みのようなものなのだろう。

Via Flickr:
sateliteslab.tumblr.com/post/22520983829/mai-takayama-nagisa

2012/04/08

12.04.07 Liam Gillick 'Agreements, McNamara and Lead Times'

なにやらこの1,2週間の間僕のTimelineにリアム・ギリックという名前が急にbuzzった。例によって初めて聞く名前だが、もう「え、知らないの?」というぐらいの勢いで話題が飛び交っている。「知らない」ということに関する耐性はこの1年でかなり身に着けたと思う。(もともと別に知らないということを恥だとか格好悪いと思っていない。ただ、「それなに?」と訊ねた時の聞かれた側の反応を読む / 読まないのが面倒なのだ)

少しインターネット先生に聞いてみたりしても、どうも作家像がピンとこない。ちょうど今日がTARO NASUで行われている展示の最終日ということでもあったので、Talk Eventの終わった後頑張って足を延ばしてみた。

IMG_3197

昭和の雰囲気が思い切り残る神田のオフィス街の一角に妙にそぐわないモダンなビルの地下に展示されていたリアム・ギリックの作品はインスタレーション3点と、ビデオ作品を映している小型アナログTV(ブラウン管!)とそのTVが置かれたテーブル、そして映像作品のシナリオの3つからなるmixed mediaのインスタレーションの計4点。

その前のTalk Eventでモデレーターを務めたAITの小澤慶介さんが少し経ってギャラリーにいらっしゃってギャラリーのスタッフの方から説明をしていただくのに便乗する。

ここでまたもや二コラ・ブリオの『関係性の美学』である。アマゾン君によると僕はこの本を2011/11/11に注文している。もちろんとっくに届いて手元にある。MADの講義のごく最初の頃から何度も言及されている書籍であり、現代アートを“語る”文脈上避けて通れないボス・キャラのような存在だ。

もちろんまだ1ページも読んでいない。

説明を聞かないとわからない = 説明を聞くとわかる、なのだろうか? ということは「説明」も作品の一部なのか。「わかる」とは何がわかったことになるのだろうか? 言説化された作品は「作品」そのものの一部なのかその外側を覆うものなのか。

もやもやは増すばかりである。

今回の展示は「個人使用の範囲であれば」撮影可能だった。これは素晴らしいことである。大きく書いておきたい。

展示の様子

関連資料