2012/04/01
12.04.01 Art Fair Tokyo - Shuffle II Guided Tour Report and more…
アートフェア東京は昨年MADに通い始めた直後に初めてガイドツアーで訪れた。昨年は前職時代に何度も経験した業界系展示会と非常によく似た展示形式と圧倒される画廊 / ギャラリーの数になんだか混乱して(知識が圧倒的に不足していたこともあり)、全く消化不良な体験だった(それはそれでいい経験である)。
今回は二度目ということもあり、また広い展示エリアを練り歩くガイドツアーではなく山下氏がキュレーションした特別展示コーナーである"Shuffle II”内の展示を具体的に説明していただく形式であったため、昨年よりは鑑賞はできたと思う。AITが準備したヘッドセットのおかげで騒然とした国際フォーラムの展示エリア内でも説明が明瞭に聞き取れたのも非常によかった。
説明された内容を可能な限りその場でノートに記していったが、後日読んだ人からは良くわからない、と言われてしまったメモがこれである。
その後、エデュケーショナル・パートナーとして出展していたAITのブースで遠藤一郎さんのライブ・トークを拝聴する。なぜいつも遠藤さんの話を聞くと、「そうだ、その通りだ、それで行こう!」という気分になるのだろうか。まったくもって愉快痛快である。
遠藤さんは4月から美学校で月に一度「未来へ」号バス・ツアーのコースを担当されるそうだ。ぜひ一度乗ってみたい。
Art Fair Tokyo 2012で撮った写真セット
Shuffle IIのパンフレット
Art Fair Tokyo 2012 パンフレット (表)
Art Fair Tokyo 2012 パンフレット (裏)
2012/03/29
12.03.29 清水由紀子展 Reception Party
MADの講義を通じて知己を得た写真家清水由紀子さんの個展のレセプションがGallery 7で行われたので、MAD受講生仲間で押しかけた。
清水さんの作品について、語ることはとても難しい。大変多才な方で銀塩フィルムからディジタル画像による一見して個性的な美しい描写、また映像作品もCG的なものから既存のイメージのmash-upによるシンボルの反復と強調や対比など実に豊富な文脈を持っておられるからである。
さらに音楽(映像作品のBGMや自身のパフォーマンス)も手がけられており、未見であるが近々予定されているようで大変楽しみだ。
個人的な事だが、清水さんが既に多くの作品を生み出している作家さんだとは全く知らないままMADの講義でいろいろとお話をさせて頂き、その時にちょうど行われていたgalerieHで行われていた彼女の個展を見に行って初めてその作品世界に触れることができた。
彼女の作品には自然(海、水中、空、夜、滝)と時代の経った人工物(寺、庭、古い洋室)などが極めて構成的に写し取られているのだが、同時に常に背筋をひやりとさせるような凄み、あるいはこの世のものならぬような存在の見えないが感じられる“気配”のようなものが潜んでいるような気がするのだ。
MAD 2011で9月に行われた「合宿」で10数名程度でかなり濃密で多層的な政治/社会の統治と美学に関する集中した講義を共に受けたこともあり、今後の清水さんの作品が楽しみであるのと同じぐらい、彼女が抱えている作家世界やアート観について直接お話を伺える機会にもぜひ恵まれたい。
2012/03/28
12.03.28 Movie 世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶 CAVE OF FORGOTTEN DREAMS / JAPANESE
僕が学生時代に教わった人類最古の「美術作品」はラスコーの洞窟壁画だった。これは約15,000年前の旧石器時代に描かれたものだと言われている。
それが1994年に3人の探検家によって倍以上旧い約32,000年前のものと思われる洞窟壁画が発見され、歴史は(いつものように)簡単に書き換えられた。フランス南部アルデシュ県Vallon-Pont-d'Arc にあるその洞窟は発見者の一人の名前を取ってショーヴェ洞窟と名付けられた。
崩れ落ちた岩により密閉された空間は発掘され人間や外気の侵入によって容易にその保存状態を劣化させてしまう。ショーヴェ洞窟も銀行の大金庫のような厳重な扉によって密閉を保たれ、年間を通じてごく限られた期間だけ研究者による調査活動がフランス政府より認められている。
紀元前3万年前はまだネアンデルタール人とクロマニヨン人が併存していたとも言われており、これはまさに「人類」がその最も始祖の段階から、自然や他の生物などに象徴的な意味合いを込めて儀式的に洞窟の中にその像を描くことにより集団生活におけるなんらかの社会性を表現していたことを証明すると言えるだろう。
そのような貴重且つ重要な発見の映像を「アギーレ」「フィツカラルド」(この2本しか見ていない)などを手掛けたヘルツォークが自身の初めての3D映像作品として撮影されたのが表題の作品である。
僕は3D映像はディズニーランドや博物館などの短編映像作品ぐらいでしか見たことが無い。ホログラフィのように原理的に立体に見えるのではなく、いわば強制的に脳に錯覚させることで立体感を与える現在の3Dの仕組み自体に肯定的でない。
そういう点で若干不安を感じながら本来の公開予定期間が好評により延長されたお蔭で六本木ヒルズにあるTOHOシネマズで本作を見た。
あまり映画を頻繁に好んで見る方ではないこともあり、一旦映画館で見始めたらそれほど不満も感じずに最後まで見通すことが常なのだが、この映画に関しては映画冒頭、洞窟に入った直後から激しい不満と苛立ちを覚えた。
立体視できることにより洞窟内の壁の凹凸など自然の造形に応じて躍動的に描かれた動物の図が飛び出してくるのはまぁすごいが、それよりも限られた光量の中で3D化によって制約を受けてたのであろう解像度の粗さが気になって仕方がない。しかも狭い洞窟の通路で乱暴にパンされる手持ちカメラの映像はただのノイズにしか見えない。
また明るい屋外や研究室で撮影された高感度の映像も自然な立体感が持っている連続的な奥行きがなく、いわば動く書き割りを数レイヤー重ね合わせたようななんともシュールな画像であり、そこにリアルティもアクチュアリティも感じることができない。
ヘルツォークはこの貴重な文化的歴史的資源を後世に残すという大役を全く果たすことができなかったという点でその責は非常に大きいと映画が進むにつれ怒りといら立ちが膨れ上がって行った。これなら現時点で可能な限り高精細な(4K2K)解像度で記録すべきだったはずだ。
観終わった直後は周りの友人知人の何人かにかなり粗暴な言葉づかいで今記したようなことを毒吐いていた。
あまり3Dに失望したおかげで期待していたもう一本の話題作、ヴェンダースが撮ったピナ・バウシュのドキュメンタリも見る気が失せてしまった。
ところで、今回改めて記録を記すために本作の公式サイトを見たところ、5月に35㎜版での上映が告知されている。これはいったいどういうことなのか? 監督自身が3Dの限界を承知の上で興行的トリックを仕掛けたのだろうか?
それは35㎜版を見ない限りわからない(見てもわからないかもしれない)。しかし僕はやはり35㎜フィルムで撮られた映像を見たいのだ、残念ながら。
2011/12/10
2011/11/26
2011.11.26 「カクノスキ」展 “しょうがい”のある人たちの美術展
2011年11月24日(木) - 11月30日(水)
会場: 山脇ギャラリー (市ヶ谷)
主催: きょうされん
友人のリンディック演奏家が所属する「ダルマ・カイナ」のパフォーマンスがあったこともあり赴く。
アウトサイダー・アート (アール・ブリュ) とファイン・アートを隔てるものがもしあるのだとすれば、それは「作家性」あるいは合目的的に制作を行うのか、自分の内なる衝動を発散させる術として作品制作という手段を偶然手に入れた幸運がもたらしたのものか。
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| 「カクノスキ」展 パンフレット (表) |
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| 「カクノスキ」展 パンフレット (裏) |
人形作家 片岡 昌 さん。「ひょっこりひょうたん島」の人形制作を手がける。横に座っているのは本物のドン・ガバチョ。
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リンディック(竹製のガムラン)演奏集団 ダルマ・カイナ
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2011/10/06
2011.10.06 「東京事典」 公開録画イベント 第3回
東京事典 第3回公開録画 配布物
第3回目メモ
“東京”には空がなく、砂漠であり、よくわからない場所である。そして空を飛ぶ。

